5話連続【クラウドワークス】依頼記事紹介第5話
『初の社会人サークル!BBQでの出会いに期待!?』
本記事は
にてお話しました内容の記事となります。
事前に上記記事をお読みいただきました上でお読みいただく事をお勧めいたします。
初の社会人サークル!BBQでの出会いに期待!
社会人サークルに入ることにしました。
もしかしたら、ここで良い出会いがあるかもしれないと思ったからです。
男女ともに社会人なら入れる、そして30歳までならOKのようにネットに書いてあったので電話をしてみました。
ちょうど今度のイベントが今週の土曜日。
そしてBBQ。
春に海の近くでBBQって、なんだかドラマのようで楽しそうと思い、私はBBQに着ていく服を買いに行くことに。
あまりカジュアル過ぎてもダメだけど、ヒールは絶対にNG。
そう思いながら選んでいると、これが婚活かぁと思い嬉しくなってきました。
BBQ自体は、何度か経験があるのですがかなり前。
しかも今回は結婚に結びつく出会いがあるかもしれないので、気合のいれ方が違います。
BBQ当日、待ち合わせ場所に行くと20人ほどの男女がいました。
さりげなく、男性の顔や雰囲気をチェック。
レベルが高いのではと思うと、更に高揚をしてしまいました。
その中でも、特にかっこいいなと思う男性がいたので、同じグループになりたいと思っていたら、偶然にも同じグループになれたのです。
これが運命かもしれない!と思い、私はその場で飛び上がりそうに。
小西さんというその男性は、グループの女性が全員狙っているようで、皆が話しかけていました。
ライバルが多いな…と思いながらも、負けていられないという気持ちもあったのです。
できれば私も話したかったけれど、そうするとBBQの準備が進まないと思ったので、私は野菜とお肉を切ったり、串にさしたり。
こういうところを見て、女らしいなと思われるかもという期待もありました。
よく、カラオケでも配慮ができる女はモテるっていうじゃないですか。
あれと一緒です。
配慮ができるなぁと思われると、モテる可能性があるのではと思ったので、とにかく手順よく準備をしていきました。
網や火の準備などは、社会人サークルのスタッフさんがしてくれたので、後は並べて焼くだけ。
プラスチックのお皿を配ってとスタッフさんに言われたので、配りました。
その時に、小西さんの顔をチラッと見て笑顔で「はいどうぞ」とアピール。
ありがとうと言われて、よし!となぜか気合いが更に入りました。
BBQでは、やはり男性はお肉が好きなようで、野菜よりもお肉に人気がありました。
もっとお肉ないのー?と言う男性の声をよく聞きました。
「肉を食べるために来ているの?」と心の中で思いましたが、口には出しません。
でもメインが串に刺したものだったのなので、それを皆で食べていくことに。
とにかく多くの串を焼いて行く形になり、最後は焼きそばをセットすることになりました。
それには網を交換しなければならないのですが、網交換をする前に置いてある串は全部食べちゃって!というスタッフさんの声。
私は、それならとばかりに食べてしまったのです。
残すのはもったいないので。
後は、自分が切って用意をした野菜とお肉だから、責任感のようなものがあったのかもしれません。
今思えば、要らない責任感ですね。
もっとみんなちゃんと食べてほしいと思いながら、どこかで主旨を忘れている自分に気が付きました。
例えば串に刺したお肉や野菜を、女性ならお箸でそっと外しながら食べますよね。
でも私の食べ方は、まさにかぶりつき。
今思えば、家でもこういう食べ方しているんだろうな…と思われても仕方がないのです。
でもかぶりついた方が美味しいし、よく食べる女性が好きという人もいると思っていたので、あまり気にしていませんでした。
そして焼きそばのセットをして、焼く時も率先して焼いていました。
その間、小西さんは女性と話してばかり。
もうちょっと動いてくれたらいいのに。
顔がいいと、何でも許されると思っているのかもしれない。
と、段々とイライラしてきました。
「小西さんも手伝ってくださいよ」
と私は笑顔で言うことにしたのです。
すると、小西さんは
「だって、こういうのは、BBQが好きな人が準備するものでしょう」
と言った後に、小西さんは私を指差して
「きみみたいな人」と。
人を指差したらダメなのに!と思いながらも、小西さんへの思いが冷めていくのを感じました。
今回のBBQでは、特に告白タイムもなくてただ連絡先交換ができそうなら勝手にどうぞ、という感じのものでした。
つまりはそういったフォローまではないということです。
ある意味「勝手に楽しんでね、場所は提供するから」ということですね。
はいはい分かりました。
と思って、私はいつの間にか屋台の焼きそば屋さんのように
「焼きそばちょうだい」と言われたらブラスチックのお皿に入れて
「はいどうぞ」
というのを何度も繰り返していました。
こういう姿を誰かが見てくれているかもしれない。
それでも淡い期待は持っていたのです。
ところがそのままBBQ大会は終わり、後片づけはスタッフさんがするということで、ここで解散。
小西さんは、数人の女性とLINE交換をしていました。
スマホをフルフルしていたので、すぐに分かりました。
私はまるでスタッフさんのようなことをしてしまったのです。
もう社会人サークルは行かないようにします。
行くのなら、飲み会専門のものにしようと
私はその時に心に誓ったのです。
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