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本記事は

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にてお話しました内容の記事となります。
事前に上記記事をお読みいただきました上でお読みいただく事をお勧めいたします。




初めてのお見合い…かなりの緊張の結果は!?

 

親戚のおばさんに久しぶりに会った時に、言われた。

「もうすぐ30歳なんじゃないの?」


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「はい。そうですねー」

と言いながら、面倒な話になりそうなので逃げようとしたその時。

「はいこれ」

と渡されたのは、お見合い写真。

 

「はい?」

 

世の中マッチングアプリとか色々あるし、お見合いってちょっと重い。

でもおばさんの目がかなり怖いので、その場では写真を受け取った。

 

「公務員でね32歳」

「おばさんのお友達の息子さんで」

「独身だったのが不思議なくらいのいい条件」

 

あまり頭には入ってこないけれど、とりあえず釣書らしきものを見てお見合いに興味を持ち始めた単純な私。

 

「一度くらいはお見合いしてみなさいよ」

と言われて、そういうものなのかと思い頷いた。

 

日取りは2週間後の土曜日。

ホテルのロビーで待ち合わせらしい。

 

「あっ、私の写真は?」

私は、お見合い写真は撮ったことがない。

するとおばさんは

「大丈夫、何枚か渡しておいたから」

 

ちょっと勝手に何するのよ…。

と思いながらも、一応感謝。


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2週間の間、何をしたらいいんだろう。

よく自分磨きとか言うけれど、そういうのよくわからないし。

 






とりあえず着る服だけ決めないと。

ちょうど季節は春だから、春らしいワンピースなんてどうかな。

もしかして、相手はバリバリのスーツ姿?

まぁいいか、これで。

買うの面倒だから。

 

お見合い写真の男性は、堅い!もっと笑って!と言われそうなほど緊張している顔。

だから、どんな人なのかいまいちわからない。

 

しいていうなら、公務員でそこそこの大学を出ている。

趣味は犬と遊ぶこと らしい。

 

 

お見合いの当日までに、お見合いって何話すの?とか少し考えたけれど、全然わからない。

お見合い百科みたいなもの、読もうかなと思ったけれどなんだか面倒。

感覚人間の私は、とりあえず行き当たりばったりでいいや。

 

 

当日になりホテルのロビーに向かった。

ホテルのロビーと同じフロアに喫茶店があり、おそらくそこに行くだろうと

おばさんから聞いていた。

 
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フロアに行って写真の男性を探してみた。

探すこともなく、向こうから立って挨拶をしてきた。

 

おおっ、写真よりもちょっとイケメン?

でもなんだか頼りない…という印象。

 




「初めまして山崎です」

と言われて。

「宜しくお願いします。木下です」

と私は言った。

 

「こちらのお店に入りましょう」

と言われて、私は言われるままに入る。

 

コーヒーを注文する山崎さん。

私はミルクティ。

 

「お見合いは何回目ですか?」

相手からの初質問。

 

「初めてです」

それを聞いて相手は照れながら

「僕はもう10回目かな」

 

ちょっと悪い予感。

10回お見合いしてダメってなんでだろう…。

 

「どんな人が好みですか?」

「平日は何をしていますか?」

などの質問が相手からどんどん。

 

一応答えるだけの私。

その時だった。

 

「あーあ。だめだなぁ」

「えっ?」

私は意味が分からず驚いて相手を見つめた。

 
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「ほら、僕の袖のボタン」

「取れかけてるでしょ。こういうのをすぐに見つけてくれなくちゃ」

「ちなみに裁縫セット持ってる?」

「私が縫います!っていう人がいいんだよなぁ」

 

「はい?」

私は試されたのか、それともたまたま袖のボタンが取れたのか。

どちらでもいいけれど、私の心の中に浮かんだのは

 

帰りたい

 

の一言だった。

 

その後は、山崎さんは仕事の愚痴を延々に言い続けた。

なにこのお見合い…。

 

2時間ほどそれに耐えた私は

「それではそろそろ…」

と言った。

 

「お腹すいたなぁ。ご馳走しますよ」

 

いらないし。帰りたいし。

しかし、その後なぜか私はお蕎麦屋さんで一緒にざる蕎麦を食べることに。

 

私は、豪快に蕎麦やうどんを吸えない。

昔からなぜかできない。

 

相手はかなり豪快で、つゆがこちらに飛んでくる。

そのつゆを、うまく避けながら

これを食べたら帰れる…。

それだけを考えていた。

 

山崎さんはバス停まで送ってくれた。

夕方の4時。

その時、私は山崎さんの特技を見たのだ。

 

電柱と建物の隙間。

ここをすっとカニのように通る。

つまり山崎さんは、横から見るととても薄い。

普段から、こうやって歩いているのかもしれない。


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私にはカニの印象しか残らなかった。

家に帰り、夜におばさんからの電話。

 

「どうだった?」

 

「そうですね…ちょっと無理です」

 

「えー!向こうはまた会いたいらしいよ」

「断る理由どうするのよ!」

 

「すみません。仕事をがんばりたいからとか言っておいてください」

 

それからおばさんと私の関係は少し悪くなったけれど

それよりもお見合いというものが、期待はずれ(本当は少し期待していた)でちょっとショック。

 

それから何度かお見合いの話を、スポーツクラブ先の顔見知りのおばさんに勧められたりした。

 

でもしばらく私の脳裏には、あの電柱と壁の隙間をカニのように歩く山崎さんの姿が消えなかった。

 

ちょっと時間をかけよう…

そう思った。